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個人サービスの運用コストがどのぐらいかかるか検証した

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はじめに

個人サービスをリリースして1年半、ようやく利益が出てきたので、運用した知見と運用コストについて公開したいと思います。

運用しているサービスについて

洋楽にまつわる最新情報を更新、配信、投稿出来る音楽総合メディアです。

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流入

PV

スクリーンショット 2020-03-05 12.32.21.png

おかげさまで10万PVほどありました。特にバズったということもなく、毎日同じようなアクセス数がありました。

流入元

スクリーンショット 2020-03-05 12.36.57.png

恥ずかしながらSEOの影響でorganic searchがほぼ数を占めています。自分のブログTwitterでアウトプットはしているものの、やり方が悪いのか、そもそもセンスがないのか、あまり効果が出ていません。逆に流入の見込みが立てやすいので計画が立てやすいかもしれません(後付け

諸経費

サーバー代 + データベース諸々

スクリーンショット 2020-03-05 12.42.34.png

2月は¥2,000ちょっとですみました。AzureのApp Service on Linuxというやつを使っていて、現在値下げ中なのでこの価格になります。余談ですが、昨年の12月末に値下げ終了告知をしていたのですが、今年の1月末まで延び、さらには今年の7月末までと値下げ期間がどんどん延びています。このまま続いてくれれば良いのですが。。Azureは若干高い印象があるので値下げが終わったらDocker化して他のサービスに移行してやろうかと思ってます。

ドメイン代

スクリーンショット 2020-03-05 12.52.45.png

お名前.comを利用しています。大体¥1,500ぐらいです。年々高くなっているのはなんでですかね?

SSL

Let's Encryptを利用しています。無料なのでお金掛かってません。

開発費

全て自分でやっているので0円ですが、全て外注したらいくらかかるのだろう。。

キャンペーン費

サービスの性質上、ユーザーが投稿してくれる形で成り立ってるので毎月数名にamazonギフト券を還元しています。楽しんで記事を書いてくれる方がほとんどなのですが、運営している本人が「このサービス使ってもあまり利益ないな」と感じているのでその懺悔としてお気持ち程度に。。

負荷

平均応答時間

スクリーンショット 2020-03-05 13.01.55.png

PageSpeed Insightsでは200ミリ秒以下は遅いと判断されるので、まぁ許容範囲かと思います。ところどころ負荷が高いところがみられますが、1日1回定期タスクが動いている影響です。

サーバーの応答時間は 200 ミリ秒以下に抑える必要があります。

CPU

スクリーンショット 2020-03-05 13.05.46.png

10%以下に抑えられているので大丈夫でしょう。ところどころ負荷が高いところがみられますが、1日1回定期タスクが動いている影響です。

メモリ

スクリーンショット 2020-03-05 13.07.07.png

64%とまぁまぁ使っている状況です。まだプランを変えずに踏ん張れるレベルかと思います。

データベース

スクリーンショット 2020-03-05 13.09.59.png

DTUというAzure特有の単位なのですが、1%程度なのでほぼほぼ問題ないかと思います。

DTU(Database Transaction Unit)という単位で定義され、CPU、メモリ、I/Oの組み合わせからなります。
DTUが大きくなるほど、コンピューティングリソースが多く使えるようになり、標準で付属するストレージ、追加できるストレージも大きくなります。後述するように、ダウンタイムを発生させずにスケールの変更ができます。

収益

GoogleAdSenseのみの収益となります。金額は

6,188円

でした。

※ キャプチャ載せて違反とか食らったら困るので載せらせません🙇‍♀️

まとめ

今は利益出ていますが、これまでは収益がほぼなかったので諸経費がそのまま掛かってました。やっと利益が出たので定期的にユーザーさんに大して還元出来る状況になったのはよかったと思います。私は「サービスを使うユーザーの利益がなければ陳腐化する」というポリシーを持ってサービスを運用しているので、ユーザーの利益が「お金」である以上は儲かるまでの敷居が高くなります。なので、利益をどこに持っていくかが鍵となりますが、そんなこと気にせずにこのぐらいのお金を投資出来るよーという方に個人サービスを作って欲しいと思います!


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