はじめに
本稿は、Microsoft Build 2021 の「The future of modern application development with .NET」を視聴して学んだことを書きます。
以下のURLで視聴できます。
https://mybuild.microsoft.com/sessions/ff42f714-fa18-4504-bc00-522f7b91866e?source=sessions
学んだこと
概要として、.NET 6 がどれだけすごいかという点にフォーカスしたセッションでした。
.NET のエコシステムがどれだけ凄いか
コミュニティには5百万人以上のアクティブな開発者が Visual Stuido Familyに入っている
.NET Coreは、Stack Overflowで最も好きな(Most Loved)フレームワークとして、2019年と2020年に1位
C#はGitHubで最もホットな言語トップ5に入っている
.NETはリリースごとに高速になっていて、ASP.NET Core は Node.js より10倍高速
.NET Upgrade Assistant
古い.NETのソースコードを最新の.NETのバージョンに移行することを支援する
様々なプロジェクトの種類に対応(WPF、ASP.NET、コンソールアプリケーションなど)
現在プレビュー版で、11月に正式リリース予定
.NET 6 の概要
クロスプラットフォーム開発として、MAUIで1つソースコードでAndroid、iOS、Mac、Windowsの開発ができる
Blazer を用いて Web クラウアントも開発できる
クラウドネイティブアプリの開発も簡単にできる
C# 10
開発生産性の向上のために、ホットリロードを強化
.NET 5 と比較して、.NET 6 は処理速度が70%向上、メモリも40%くらい削減
ASP.NET Minimal API
たった4行のコードで "Hello World" のWebアプリが起動する
従来 MVC API で137行で書いていたコードが、 .NET 6 Minimal API なら30行で書ける
MAUI
1つソースコードで様々なAndroid、iOS、Mac、Windowsの開発ができる(Xamarin.Formsの後継)
現在プレビュー版を公開中
デバッグ起動中にxamlファイルを変更するとすぐに起動中のアプリに反映されるホットリロード
Windowsの通知、Androidの通知、iOSの通知のように、それぞれのネイティブな機能も簡単に実装できる
Blazer
Blazorで開発したものを、MAUIに統合することで、Blazorを用いてデスクトップアプリ開発もできる
Blazorにも、ホットリロード機能がある
ホットリロードの補足
あらゆる機能でホットリロードができるようにする
これにより、ビルドして起動しなおす手間が削減できるため、大幅に開発時間は短縮される
まとめ
.NET はどんどん進化しています。ホットリロード機能が強化されたのは嬉しいです。
なお、Microsoft Build の重要なポイントを日本語で、MSの社員やMVP(エキスパートの人)が、解説してくれるイベントが2020/6/12にあります。
Microsoft Build Recap Community Day
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