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ASP.NET Core MVCのWebアプリをIIS 10.0に公開する

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バージョン

IIS 10.0
ASP.NET Core 3.1
Windows 10

.NET Core ランタイムインストール

.NET Core 3.1のランタイムはここからダウンロード
.NET Core 5.0のランタイムはここからダウンロード

ダウンロードページに用意されているランタイムは3種類あります

  • ASP.NET Core Runtime(Webシステムなどのアプリを実行するための物)
  • .NET Desktop Runtime(Windows デスクトップアプリを実行するための物、.NET Runtimeを含まれている)
  • .NET Runtime(コンソールアプリを実行するための物)

必要に応じてダウンロードすればいい、今回はWindows + IISで稼働するのでASP.NET Core Runtimeの「Hosting Bundle」をインストールする、「Hosting Bundle」の中には .NET Runtime と IISサポートを含まれている

ASP.NET Core のプロジェクトでは既定としてKestrelを使用している、IISはリバース プロキシサーバーとしてASP.NET Coreアプリの中のKestrelと連携する 詳細はこちらから

Kestrel Web サーバーに関してはクリックで確認

ASP.NET Core 3.1のアプリは5.0のランタイムでも問題なく動けるみたい、でもクリーンな環境で実際に検証していないので動作しなかったら3.1のランタイムをインストールしてください。
自分のローカル環境で問題なく動いているので多分大丈夫、ローカル環境に関しては下図のように
ローカル環境図

「Hosting Bundle」のインストールが出来たら、IISを起動して確認してください。
IISのモジュールの中に「AspNetCoreModuleV2」が入っていれば無事インストール完了

IISへの発行

アプリケーション プールの作成

アプリケーションプールの追加

図のように.Net CLRバージョンには「マネージドコードなし」にする必要がある。

Webサイト作成

image.png

Webサイトに関する設定

作成されたWebサイトの構成エディターの「system.webServer/aspNetCore」
stdoutLogEnabledとstdoutLogFileの二つには発行したサイトが立ち上がらない際のエラー調査には役に立ちますので、必要な際は「True」に変更すれば、エラーが発生した場合Webサイトの配置先の直下のlogフォルダーにログが出力されます。
image.png

Webサイトの発行

ここではVisual Studioの発行を利用してWebサイトを発行する、発行したファイルをIISでの設定先にコピーして配置する
image.png
image.png

※注意事項
  ASP.NETみたいにただビルドしたファイルを配置しても動かないです、Coreでは必ず発行したファイルを配置すること

まとめ

  • IISがインストールされていなければ、IISをインストール
  • ASP.NET Core Runtimeの「Hosting Bundle」をインストール
  • IISに「マネージドコードなし」のアプリケーションプールを作成
  • IISに「マネージドコードなし」のアプリケーションプールを利用するWebサイトを作成
  • 発行したアプリファイルをIISの設定先に配置する

MicrosoftのIIS に ASP.NET Core アプリを発行するを参照


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