環境
Windows 10 Pro
Visual Studio 2017 Professional
Magick.NET-Q16-AnyCPU v7.14
事象再現
パッと見にはグレースケールの画像なんだけど、Photoshop等で確認するとRGBになっている画像がありました。
※本来の画像の一部をQiitaの記事用に切り抜いて使っています。元データには模様がついています。
この画像をC#のMagick.Netを使ってリサイズした画像がこちらです。
いや、グレースケールになっとるやないかい。
もちろんすべての画像で起こるわけではないです。
RGBそれぞれの値が全画素で一致している場合に勝手に変換してくれている印象です。
パッと見グレースケールでも、各ピクセルのどこか1つでもRGB値に差異があればRGB保持のままだと思います。
変換部分のコードは以下になります。
stringoutPath=@"C:\temp";// 出力先フォルダstringfilepath=@"C:\temp\test.tiff";// 入力画像inttoHeight=50;// 拡大後の高さstringfilename=Path.GetFileNameWithoutExtension(filepath);stringext=Path.GetExtension(path);using(varimg=newImageMagick.MagickImage(path)){intwid=img.Width;inthei=img.Height;doublescale=((double)toHeight/hei);doublenewWid=scale*wid;// フィルター指定img.FilterType=ImageMagick.FilterType.Lanczos;// リサイズ実行img.Resize((int)Math.Ceiling(newWid),toHeight);// 保存img.Write(Path.Combine(outPath,$"{filename}_out{ext}"));}
解決方法
PreserveColorType();
を使う
「Preserve=保持する」とかそういう意味だと思ったので、使ってみたらいけました。
SetAttribute("colorspace:auto-grayscale", "false");
を使う
どこかで見た記事だと、PreserveColorType()
の中でも同じことをやっているそうな。
colorspace:auto-grayscaleについては、ImageMagickのコマンドラインオプションにも説明が載っています。
ColorType = ImageMagick.ColorType.TrueColor;
を使う(tiff画像の場合)
コマンドラインオプションの説明を読むと、以下のような記述があったので、試したらいけました。
PNG and TIF do not need this define. With PNG, just use PNG24:image. With TIF, just use -type truecolor.