1. はじめに
TwainDotNetによるスキャン - Qiitaを元に、TwainDotNetが内部で32ビットBitmapを作成する部分を24ビット以下にも対応 - Qiitaを組み合わせて、スキャンアプリケーションを作成しました。
BMPとPNGで保存可能です。
BTScanを参考にして、その機能の一部を作成しています。PNGの保存は.NET標準機能で行っていますが、ファイルサイズはBTScanの最高画質よりも小さくなりました。(自分が試したグレースケール画像で約半分)
このアプリケーションにはスキャン画像の表示機能はありませんが、自作画像ビューア ImageTest1 - Qiitaを監視モードで起動しておけば、リアルタイムに表示確認が可能です。
2. バイナリ
フリーウェアとします。無保証です。
3. ソース
ITScan_src_1.01_20200520.zip最新版
GitHubリポジトリ
twaindotnet-master_8bit_support_20200520.zip
C#で記述しています。Visual Studio 2019でビルド可能です。
TwainDotNetに8ビット以下への対応の改造を行っています。
4. 動作環境
.NET Framework 4.7.2以上+.NET Framework 3.5以上。
.NET Framework 4.7.2以上はWindows 10 April 2018 Update(1803)以上であればインストールされています。
ソースからリビルドすればおそらく.NET Framework 2.0以上くらいまで落とすことができます。
TwainDotNetが.NET Framework 3.5向けのため、おそらく.NET Framework 3.5以上も必要です。
32ビットアプリケーションです。
Windows 10 64ビット版で動作確認をしています。
5. 気になる点
1) ボタンにアクセス・キーを付加したいと考えていますが未実施です。
2) スキャンが終わったらスキャナのダイアログが閉じてしまいます。TwainDotNet自体の動作のようです。BTScanのようにスキャナのダイアログを開いたままにする方法はないものか…。
6. 更新履歴
2020/05/20 1.01
1) 24ビットカラーの場合に32ビットで保存していたのを24ビットに変更。
2) TwainDotNetにADFを使用するフラグをセット(特に動作が変わっているように見えない)。
2020/05/19 1.00
1) 初版。